ドイツ女性「どうしても日本が忘れられない！」帰国して2年経っても逆カルチャーショックが治らない(T_T) 海外反応The 訪日外国人！｜マグナム超語訳！

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先日紹介した投稿者さんが2年後に投稿した記事から。

どうやら日本での居心地が、あまりに良すぎてしまったようです。


■はじめに

最後に投稿してからかなり時間が経ちましたが、大丈夫です。まだ生きてます。

実は日本から帰国して丸2年になろうとしています。

ご存知の方もいるように、私は2015年まで7年間日本で暮らしていました。

日本に飽きたり、嫌いになった訳ではありません。 別の理由で離れました。

また、大学卒業後すぐに日本に渡ったので、ドイツでの職歴はありませんでした。

日本に住んでみたかったし、将来どこに住み、何をすべきかを比較して決めたかったのです。

■後悔？

日本で7年間いたことを後悔してる？ いいえ、全く。 何度だってやり直したい！

ドイツに戻ったことを後悔してる？ いいえ、必要なステップだったので。

でもたまに、次に何をすべきかちょっと迷ったりしていますが。


■逆カルチャーショックは今も辛い

帰国後すぐに、逆のカルチャーショックについて紹介したが、ほぼ丸2年が経ち、まだ完全には治っていない。

本当に完全に克服することができるのかと、時々疑問に思ったりする。

日本の非常に均質な国であり、母国とは正反対の国への移住は余りに衝撃が大きかった。

その点、ドイツは私がいない間に様変わりし、さらに2015年には約百万人の難民が入国していた。

診療所の待合室にいると、ドイツ語を話すのは私だけの時もある。

そんな状況なので、とうしても日本の方が故郷に感じてしまう。

少なくとも日本では、周りの喋っている言葉を理解することはできた。

さらに欧州で犯罪が増えているのは確かだし、つまり日本は、世界で最も犯罪率の低い国なのだ。

多くの国で大量の難民や移民の影響で、犯罪が増えている。ドイツも例外ではない。

ドイツでも右翼が勢力を伸ばしており、この状況に腹を立て、難民に対して暴力を振るう市民も。

性的被害にあう女性も増えており、ほぼ毎週、暴力行為がニュースで報じられている。

例えば電車の中で、斧で中国人観光客を襲った難民もいた。

アジア人観光客にしたら、今の欧州での旅行は危険すぎる。

2016年はありえない年だった。至る所でテロが発生した。

この点では、日本はいまだに安全な聖域であると感じる。

私は日本で自然災害を心配した事はない。犯罪はそれよりずっと深刻だと思うので。

私は今のドイツの状況や政治に満足していない。



■仕事

職業的なことも違う。幸いにも、今も日常的に日本語を使う仕事をしている。

ドイツの税金は、少なくとも日本と比べるとかなり高い。なので今は自活するための資金が減っている。

税引前の収入はほぼ同じだが、税引後はかなり違う。

生活費はだいたい同じ。でも私は日本の田舎に住んでいたので、全てが安かった。特に家賃は。

今住んでいるドイツの大都市と比較するのは不公平かもしれないが。

聞いて驚くかもしれないが、労働時間と自由時間だって、日本の方がずっと良かった。

日本は長時間労働や残業で有名だが、私がいた職場は違った。

確かに運良く日本での仕事は条件が良かったし、フルタイムの仕事でも基本的にほほ6時間半働くだけでよかった。

昼食など休憩を含めて週に約34時間だったが、ドイツでは週40時間働いてる(昼休みを除く)。

有給休暇は同じくらい。違いは日本では教師だと自由に休みを取れなかったし、学校の休暇に合わせなければならないが。

常に旅行のシーズン(例えば桜の季節、ゴールデンウィークなど)と重なった。

でも休みの始まりが正確に分かるので、事前に旅行を計画するのはずっと楽だった。でもそこはドイツの教師も全く同じだが。

残念ながら、日本で病欠はよく思われない(特に英語講師の立場として)。

病欠の時は給料をもらえないし、授業を埋め合わさなくてはならない。

普通の仕事でも、日本人はなんとしても病気にならないようにするし、死にかかっていても体を引きずって仕事へ向かう。

ドイツでは、そこまで厳しくはない。病気になれば普通に休める。

でも仕事によっては、代わりの人がいなければ、休めないかもしれないが。

私は日本で本当に楽しく仕事をしていた。でなければ7年も日本にいなかったはず。

教師の仕事がこんなにやり甲斐があるとは思っていなかった。

でも大学の専攻は教育学だったので、全くの門外漢だったわけではないが。

悲しいが、私はドイツで教師になることができない。

だが少なくとも、毎日日本語が使える仕事を見つけられたことは幸いであった。


■余暇と趣味

日本では今より時間があった。一度計算したら、あまりの違いに衝撃を受けた。

日本では、年間約700時間の自由時間があった。

700時間！マジで！ブログを投稿しなくなったのも当然である。

当時は旅行やブログに時間を使っていた。

もちろん単にそういう職種だったからであり、日本の労働環境の問題ではない。その点では運が良かった。

だからドイツでフルタイムの仕事が慣れないのだと思う。



旅といえば、2年近く鳥籠の中にいるような気がする。

唯一旅した場所は…..日本だけ！(数週間後にまた日本に行きます）

その理由はいくつかある。ドイツで落ち着くには、思ったよりも長く時間がかかったし、さらに給料も少なく、自由時間も少ない。

日本と比べて移動も楽ではないし、快適でもない。

あと日本は、ドイツやヨーロッパよりもずっとワクワクする場所だったと思う。

とはいえ、行きたい国は沢山あるけど(カナダやノルウェーやニュージーランドとか)。言うまでもなく日本の旅が恋しい。

47都道府県全てに2度以上回ったが、見たい場所はまだ沢山ある！（征服したい城もある）

あと日本にいた間に、他のアジア諸国を旅しなかったことを少し後悔している。

日本を回るので忙しかったし、韓国や中国へ行くには、もう7年かかっただろう。


■ドイツでは外国人(中身は日本人)

今でも(2年経っても)、無意識に日本的に振舞ってしまうから笑ってしまう。

診療所や電車でマスクするのをやめたが、無意識のうちにしてしまうことが沢山ある。

同僚からも、日本の顧客に対応している時の私は全くの別人だと言われるし、電話中にお辞儀をしてしまう。

たまに母国にいても外国人のように感じるが、それはまだ逆カルチャーショックが残っているからだと思う。

それに海外にいたから、普通とは違うものが見えるのかもしれない。

私の関心もまたかなり変化したし、ドイツではなかなか興味が満されない(日本のお城が見たい！)。

帰国してからすぐ中古車を買ったが、日本ではオートマを運転してたので、マニュアルには戻りたくなかった。

残念ながら大抵のドイツ車はマニュアルなので、選択肢は限られてくる。私はユニークな色が好きだ。

帰国したことの長所は、ついに訪日観光客になれたこと。

たとえば、日本の市民は買えないJRレールパスがついに利用できる。でも私の日本の自動車免許は期限が切れている。


■結論

端的に言えば、日本ではお金もあったし、自由時間も多く、かなり犯罪の少ない国で沢山旅行することができた。しかも仕事は恐らく自分にとっての天職だった。

なら何でまだドイツにいるのか？と聞きたいはず。

正直に言えば、日本から帰ってきて、ずっとそのことを考えている。

それでも、ここドイツで様々な困難を経験したことで、私はかなり成長した。日本とドイツを違った目で見れるようになった。

再び日本で、全く同じ条件で全く同じ仕事に戻れるとしたら、おそらく同じことをするであろう。

でも当時の私は本当に運が良かったと思う。あのような仕事は一生は続かない。

日本でも労働時間が長く、給料が少ない別の職種だったら、幸せじゃなかったはず。

多くの外国人が止むを得ず英会話講師をしているが、それは日本語ができなくても就ける唯一の仕事だからだ。

そして仕事と生徒たち、そして日本の全てが嫌いになっていく。

私の日本語力は他の仕事もできるレベルになっていたが、 教えることが本当に好きだったし、他の仕事は大抵給料も安く、労働時間も多かった。


■まだドイツの生活には慣れない

帰国してから、日本では普通にできていたことも覚えなけれなばならなかった(税金の申告とか)。

理由は大学を卒業してすぐ日本へ引っ越したから。

別の国で社会人としてやるべきことを全てを学んだが、帰国したら、突然赤ん坊になったようだ。

ドイツは私の故郷だが、それは日本も同じ。たまに、日本が自分の本当の故郷であるかのように感じることも。

将来どこに住もうと、この感情は変わらないだろう。

それは外国で一定期間生活した者の宿命かもしれない。

この逆カルチャーショックを完全に取り除くには、少なくともあと7年はドイツで生活する必要があると思う。


もしあなたも似た状況なら、帰国して人生がどのように変化したか聞かせて下さい。

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以上です、ではまた。


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