日本映画史110年 (集英社新書)長年日本で暮らし邦画にも詳しい投稿者さんが、先日話題になっていた記事に絡めて現在の日本映画に対する印象を語っています。
今の日本映画にもの申す…「レベルが本当に低い!」 英映画配給会社代表が苦言
「日本映画のレベルは本当に低い。最近すごく嫌いになってきたよ!」
アダム氏は憤っていた。断っておくが、アダム氏は日本映画をこよなく愛している。だからこその“苦言”なのだろう。
「アジア映画の中で韓国や中国とかが頑張っている。それに比べて日本はレベルがどんどん下がっている。以前はアジアの中で日本の評価が一番高かったけど、今では韓国、中国、台湾やタイなどにお株を奪われている。ちょっとやばいよ」
記事の内容には同意のようで、実写版進撃の巨人や、貞子3Dなど最近のホラー映画の酷さやアイドル俳優の影技力のなさなどを嘆いています。告白、おくりびとなど僅かながらは傑作はあるけれども、今は韓国映画が邦画を打ち負かすほどの勢いがあり、面白いし演技も上手い。
現在の作品の質と演技力の低さは、制作予算の極度の少なさ、国からのサポートのなさ、ギャラの安さと米国ほど俳優を守るユニオン(俳優組合)が強力ではないことも影響していると説明しています。
かつては沢山の名作日本映画があり、何人も偉大な監督がいて尊敬されていたし、米国の多くの監督が彼らの作品から撮影・編集・照明技術など全てを研究していた。タランティーノはある場面で、クロサワの撮影法を一つ一つなぞって撮影していた。
最後、視聴者に日本映画(アニメ以外)について質が下がっていると思うか、2015年に記憶に残った映画タイトルを10本あげられるかと尋ねています。